[子機設定]メニュー

子機設定画面、子機登録画面、子機のプロパティ画面に表示される項目の説明です。
子機登録の方法については以下をご覧ください。
参照: 使い方>基本設定編>2. 子機の登録

[シリアル番号]

子機のシリアル番号です。

[グループ名]

子機が所属するグループ名です。

子機の登録時に入力します。既に登録されているグループに登録する場合はグループを指定します。

[子機名]

子機の名前です。
子機の登録時に入力します。

参考

子機名は以下の所で使用されます。

RTR-500DCのモニタリング
記録データのファイル名とファイル内

注意

RTR-500DC Managerでデータをパソコンに保存するとき、データファイル名に機種と子機名が使われます。ファイル管理、識別が困難になるため、異なるグループであっても重複しない子機名に設定することをおすすめします。

[子機番号]

同一グループに属する子機番号で、登録時に自動で割り振られます。

[周波数チャンネル]

親機-子機(中継機)間の無線通信に使用する周波数チャンネルを指定します。

複数の親機/グループを使用する際、無線通信時の混信を防ぐため、グループごとに周波数チャンネルを指定します。周波数チャンネルは0～11まであります。(参照: RTR-500DC 操作ガイド - [設定後の動作に関するQ&A] - [Q1.ひんぱんに通信エラーになります])

注意

新規グループ作成時のみ設定できます。
子機登録後に周波数チャンネルを変更することはできません。周波数チャンネルを変更したい場合は、親機の登録リストから子機を削除し、再度登録をする必要があります。

参考

周波数チャンネルを指定する前に、RTR-500DC本体の機能（周波数チャンネル使用状況) を実行して電波の使用状況を確認することができます。親機付属の操作ガイド-本体編を参照してください。

[Ch.1], [Ch.2]...

各チャンネルの測定項目です。

[記録モード]

子機の記録方式です。
子機の登録画面、プロパティ画面、記録開始画面で指定します。

注意

記録モードを変更した場合、子機内の記録データは消去されます。

[記録間隔]

15通り(1, 2, 5, 10, 15, 20, 30 秒 / 1, 2, 5, 10, 15, 20, 30, 60 分)の中から記録間隔を指定します。
子機の登録画面、プロパティ画面、記録開始画面で指定します。

注意

変更した場合、子機内の記録データは消去されます。

[警報監視]

警報監視を行う子機はON、行わない子機はOFFとなっています。
警報監視を行うかは子機登録画面、またはプロパティ画面で子機ごとに指定します。

ONに指定すると設定項目が表示され、子機ごとに"警報判定時間"、"上限値"、"下限値"の設定ができます。

[警報判定時間]

設定した上限値/下限値の範囲外となる状態が、どのくらい継続した場合に警報と判断するか指定します。

子機登録画面、またはプロパティ画面で指定します。

[上限値]

警報監視に使用する上限値を指定します。子機登録画面、またはプロパティ画面で指定します。

この値を超える状態が警報判定時間より長く続くと警報と判断します。

注意

上限値として入力した値は警報状態に含まれません。

[下限値]

警報監視に使用する下限値を指定します。子機登録画面、またはプロパティ画面で指定します。

この値を下回る状態が警報判定時間より長く続くと警報と判断します。

注意

下限値として入力した値は警報状態に含まれません。

RTR505B、RTR-505の設定項目

RTR505B、または RTR-505は、接続している入力モジュールとセンサによって設定項目が変わります。

注意

設定後は、RTR505B, RTR-505の取扱説明書で液晶表示部に関する説明をご覧のうえ、子機の液晶画面も正しく表示できているか確認してください。
別タイプの入力モジュールに交換して測定するには、子機を親機の登録リストから削除し、初期状態に戻したうえで、子機登録をしなおす必要があります。

( )内は入力モジュール型番です。

[センサタイプ] (TCM-3010, PTM-3010)

接続しているセンサタイプを指定します。
TCM-3010: K, J, T, S
PTM-3010: Pt100, Pt1000

異なるセンサタイプに交換したら、その都度設定をしてください。実際のセンサとセンサタイプ設定が異なる状態では、正しい測定結果を得られない恐れがあります。

[記録方式] (VIM-3010, AIM-3010)

測定値の記録方式です。子機の登録時、またはプロパティ画面で指定します。

瞬時値: 記録タイミング毎の測定値を記録します。
平均値: 1秒毎に測定した値の平均値を記録します。

[スケール変換式] (VIM-3010, AIM-3010, PIC-3150)

スケール変換を使用する場合の変換式です。子機の登録時、またはプロパティ画面で入力します。

ｙ=ax+bで指定: 変換に使用する一次式がすでに分かっている場合に使用します。
2点で指定: センサからの入力値に対して、変換後の数値がどのような値をとるのかが分かっている場合に使用します。センサのマニュアルなどを参照して設定してください。

変換後の値に使用する単位は、任意の文字列を直接入力することができます。

注意

子機の画面表示に反映するものではありません。

[プレヒート] / [プレヒート時間](VIM-3010)

センサへの電源供給を制御する場合はONにします。記録間隔に合わせて通電し、計測が終わると通電をやめます。
子機の登録時、またはプロパティ画面で指定します。

注意

記録時以外にセンサが計測を行わないため、子機の画面表示は記録間隔ごとの更新になります。
使用するセンサによってプレヒート時間の長さは異なります。センサの仕様にあわせて設定してください。
記録間隔と同じか、それより長い時間を設定すると、常時通電している状態になります。
設定変更すると子機内の記録データを消去します。

[測定レンジ] (VIM-3010)

測定範囲を指定します。子機の画面表示は測定レンジに合わせて変化します。
子機の登録時、またはプロパティ画面で指定します。

Vレンジ:
測定範囲: 0-22V
分解能: 入力される信号に合わせて0.1ｍV～最大10mVまでの間で自動で変化します。
液晶表示: V表示固定です。
mVレンジ:
測定範囲: 0-999.9ｍV
分解能: 入力される信号に合わせて0.1ｍV～最大0.4mVまでの間で自動で変化します。
液晶表示: mV表示固定です。

注意

設定変更すると子機内の記録データを消去します。

[液晶表示] (PIC-3010)

子機の画面上で表示する値を指定します。子機の登録時、またはプロパティ画面で指定します。

パルスレート: 記録間隔時間のパルス数を表示。表示更新は記録間隔の1/60間隔(最短1秒)
総パルス数: 記録開始からのパルス数(0～9999)を表示。表示更新は1秒間隔。

[パルスの種類] (PIC-3010)

記録するパルスの種類を指定します。子機の登録時、またはプロパティ画面で指定します。

立ち上がり: パルスの立ち上がりを記録
立ち下がり: パルスの立ち下がりを記録

注意

設定変更すると子機内の記録データを消去します。

[チャタリングフィルタ] (PIC-3010)

スイッチなどの極性の変化時に起こるチャタリングを除去する場合はONにします。子機の登録時、またはプロパティ画面で指定します。

ON: 15Hz以下
OFF: 3.5kHz以下
(0-3V以上の矩形波信号において)

注意

設定変更すると子機内の記録データを消去します。

[警報監視対象] (PIC-3010)

警報監視の対象をパルスにするか、イベント(パルスの立ち上がり/立ち下がりとその継続時間)にするか指定します。
子機の登録時、またはプロパティ画面で指定します。

それぞれの監視分解能は、以下の通りです。
パルス：記録間隔の1/60（最短1秒）
イベント：1秒

RTR-574/576の設定項目

RTR-574、RTR-576は以下の設定項目を表示します。

[巡回表示チャンネル](RTR-574)

子機の画面に巡回表示させる項目を選択します。

[液晶表示項目] (RTR-576)

子機の画面に表示させる項目を選択します。

[ボタン操作のロック]

子機のボタン操作をロックできます。

ONにすると<DISPLAY>ボタン以外は操作できません。

注意

OFFに設定すると、子機のボタン操作で記録間隔変更も可能ですが、親機内の子機設定情報には反映されませんのでご注意ください。記録データには反映されます。

[気圧補正] (RTR-576)

CO2濃度の測定結果には気圧が影響します。高い精度が必要な測定をするために、気圧により生じるCO2濃度の誤差を補正します。

気圧を直接入力するか、標高(m)を入力して気圧を求めます。

[オートキャリブレーション] (RTR-576)

CO2センサのオートキャリブレーションON/OFFを切り替えます。

参考

自動校正機能（オートキャリブレーション）とは大気中のCO2濃度を400ppmとみなして自動校正する機能です。OFF（無効）に切り替えてご利用になる場合は、事前に注意事項をご確認ください。(参照：RTR-500DC 操作ガイド > 使い方 > RTR-576のCO2センサを自動校正する)

注意

設定変更すると、子機内の記録データは消去されます。

エンドレス	子機の記録容量がいっぱいになると古いデータから上書きし、記録を続けます。
ワンタイム	子機の記録容量がいっぱいになると記録を停止します。