アジャストメント

アジャストメントは測定値を調整するための機能です。データロガーは調整後の測定値を表示、記録します。

設定方法

  1. パソコンと本体を接続します。
  2. 本ソフトウェアの[設定]メニューから[アジャストメント]を選択し、設定画面を開きます。
  3. 調整したいチャンネルにチェックして設定します。(参考: 下記[調整の目安])
  4. [設定送信]ボタンをクリックし、設定内容を本体に送信します。

注意

調整値の入力について

入力した調整値から調整式(Y=aX+b)を算出します。(X:測定値、Y:補正後)
算出した調整式の傾き(a)と切片(b)の数値が以下の範囲を超える場合は設定することができません。

調整の目安

調整方法には、"1点調整"と"2点調整"の2種類の方法があります。

温度 / 湿度を調整する場合

注意

  • "調整後"と"調整前"の入力値の差が±5℃以上にならないように設定してください。
  • 温度・湿度は0.1単位で入力してください。

1点調整(調整値の±20℃位の幅を測定するとき)

傾きaを1として、切片bのみを変更した調整式です。
例えば、データロガーの測定値が10.2℃のときに基準の温度計が10℃の場合、"調整前"の値に10.2、"調整後"の値に10と入力します。
調整式はY=X-0.2となり、全域で-0.2のオフセットとなります。

2点調整(広い範囲を測定するとき)

2点間より傾きaと切片bを計算した調整式です。
例えば、データロガーの測定値が0.2℃と9.6℃のときに基準の温度計が0℃と10℃の場合、"調整前"の値に0.2と9.6、"調整後"の値に0と10を入力します。このときの傾きaは(10-0)/(9.6-0.2)=1.06となります。
調整式はY=1.06X-0.213となり、切片は-0.213になります。